2013年3月26日火曜日

災害対策技術展に行ってきました(R)

今年の2月に、横浜パシフィコで開催された、第17回震災対策技術展(自然災害対策技術展)に行ってきました。  
 ※今後、このように遡っての記録には、タイトルに(R)を入れていくこととします。

さて、東日本大震災以降、飛躍的に成長したと思われる災害対応技術。様々な予防、救急、救援、復旧、復興のための技術が一堂に集まっていました。民間企業だけでなく、消防や自治体など地域の取り組み紹介などもありましたが、着目点や対応策など、確かになるほど!と思えるものがありました。

ひとたび大災害が発生したら、いろいろなモノや技術、情報が必要となります。多様な主体、マンパワーも必要です。この技術展のように、それぞれどんなことを考え、どのようなことに取り組んでいるのか、互いに知る、公開する機会は必要だと思います。
ビジネス機会としてだけでなく、もっと広く一般市民も知ったり、ともに考える機会があるといいのではないでしょうか。

ここで特に感動した商品をふたつご紹介します。 
まずは、「防災拭い」。これは手ぬぐいに防災に必要なノウハウが、かわいいイラストで描かれている商品です。
何がよいかと言うと、手ぬぐいのは、防災グッズに備えていたいものであるし、軽量だから気軽に携帯もできる。いざとなれば、三角巾、包帯、マスクなどに活用可能。そこに必要な情報がかいてある、消えない。
例えば、地域の連絡先を印刷してオリジナルバージョンをつくることもできるのだそうです。すばらしい。  

これは岩手県の会社がつくっているものだそうで、この他、減災風呂敷、防災Tシャツ等など、デザイン性も優れた商品をつくっています。防災が、緊張感を強いるいかめしいものでなく、身近に親しみを感じられるよう境界線を突破してくれたもののように思います。

ぼうさいぬぐい.com
 


そうして、もうひとつがダイハツが考える「移動支援車」と「移動役場」。
初動期に、装備を積んだコンテナを軽トラックの荷台にセッティングして、出向いていくもの。また、被災者支援に役場が移動してサービスを行うためのもの。
これらは過疎地にも活用できる発想だし、コンテナもデザインがかわいいことで、目をひくところもありました。
既製品、規格上手に生かす、実現性へのアプローチ。感動しました。  


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