2013年5月8日水曜日

人が守り育む、里山と海

里山とは、集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう(by  wiki)、のだそうです。
葉山にそんな里山を見つけ、散策してきました。
小規模ながらも棚田もあり、感動。




 
里山は、人の介在が不可欠。きれいに感じられる風景も、人の手が入っているからこそ保たれているんですね。
実際、散策しながら印象的だったのは、棚田を手入れしたり、畑仕事したり、庭花を整えたりしている住民の姿。
晴天の連休中に、みなさん自分たちの地域を大切に手入れしていました。
その姿に考えさせられるものがありました。



山を堪能した後、海に出てみました。
佐島の先にある、横須賀市自然・人文博物館自然教育園となっている天神島を訪れました。
ここも偶然、人が守っている自然。
景観だけでなく、生態系も保全されているのです。





たとえば、ここはハマユウの北限の地だそうです(神奈川県の天然記念物に指定)。なぜ?どうして?
ここの気候条件は暖かいのか?たしかに、南国の海でみかけるような植物が立派に生い茂っている...
 
そんな情報を教えてくれたり、なぜ、どうしてに応えてくれる、自然博物館やビジターセンターの存在は、環境保全のために欠かせないものだと、改めて感じました。
自然観察、調査研究、保全活動、公開展示、学習機会...地味でも必要。楽しさは掘り下げられる
 
一般の人がもっと自然の姿や生物、メカニズムを理解し、親しんでもらうことによって、大事な生態系は保たれ、我々もまた自然と共生していけるのでしょうね。
 


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